第2回 子どもの学びと不登校を考える鳥取県民のつどいのご案内

不登校を経験者が語る・親が語る・みんなで語る

 
「第1回県民のつどいの成果と課題について」
「現在の不登校の状況と対応について」
「鳥取県での不登校対応の取り組みと課題について」

第2回子どもの学びと不登校を考える鳥取県民のつどい概要

文部科学省は平成28年7月に「不登校に関する調査研究協力者会議」による「不登校児童生徒への支援に関する最終報告」において「不登校状態を問題行動と判断してはならない」「学校に登校するという結果のみを目標にするのではない」という通知を、平成28年12月には「教育の機会の確保等に関する法律の公布について」という通知の中で「学校以外の場での多様で適切な学習活動の重要性」をいっています。
不登校は問題行動ではないとされながら、実際には「子どもは学校に行くのが当たり前」で「不登校は問題」だという見方が強く、不登校の児童生徒に対する社会的な目は厳しいです。このような不登校に対する無理解のために子ども本人も親御さんも学校に行っていないことで自己否定につながるケースも少なくありません。
また、多様な学び方を認め、子ども個々に寄り添った支援が必要なのですが、個々の子どものニーズに応える教育相談支援体制、支援センターやフリースクールの設置なども十分とはいえない状況です。
そこで、県民が一緒になって子どもの学びと不登校について考える場の設定が必要だと考え、昨年12月に実施した「第1回鳥取県民のつどい」では150名を超える方々の参加があり多くの方々とのつながることができ、活発な意見交換を行い不登校についての理解を広げることができました。こちらに「第1回県民のつどいの基調提案と文科省・鳥取県教委の参考資料」を載せていますのでご覧ください。
さらに様々な機関や人との連携を広げ、不登校の理解を進めていくために引き続き今年も下記の通り「第2回鳥取県民のつどい」を開催いたします。
今回は現在の不登校の状況と対応についての情報を共有し、経験者の経験談や思いを聴き、私たち一人ひとりに何ができるのかを考える機会にできたらと思っています。
不登校経験者、保護者、子ども支援の活動をされている方、教育関係者などをパネリストとして話し合いを進め、参加者のみなさんと意見交換するような形で行っていきます。
本つどいには学校教育関係者や子どもの教育に関わっている方だけでなく、鳥取県民一般、県外の方などどなたでもご参加できます。

不登校経験者の声・保護者の声

(経験者Sさん)

不登校になったのは、中1の時に担任から始まったいじめや偏見が学校全体に広がり、学校に行けなくなりました。
学校・家族にはあまり理解されず、周囲からの冷たい態度や言動に部屋に篭もり、毎日泣き続けて、追い込むようになりました。
あの頃、優しい大人と居場所があれば、大人になっても苦しむことはなかっただろうと思います
県民のつどいでは子どもの気持ちを受け止めてくれる大人や居場所の大切さについて話したいと思います。

(保護者Iさん)

4人の子どものうち3人が不登校だった父親(会社員)です。
反省も含めた私の子育て経験の中で「これは大切で外せない。ぜひとも伝えたい」と思うことは2つあります。
子どもを「信じて待つ」こと、そして親の気持ちが安定していることです。
鳥取県民のつどいでは子どもと共に親も成長した経験談を父親の立場でお話ししたいと思います。

●日時 令和元年12月1日(日)13:30~17:15 (13:00受付開始)

●会場 北条農村環境改善センター 大研修室・中研修室

所在地:鳥取県東伯郡北栄町田井7-1 
電話:0858-36-3111(北条支所 総務課総合窓口室)

Googleマップ

会場周辺地図

●参加対象 鳥取県民一般 (鳥取県外の方の参加も可能)(定員200名)

●参加費用 入場無料

●当日の内容 タイムスケジュール

13:00 受け付け開始

13:30~14:00 開会 趣旨説明と基調提案 発表者紹介
       「第1回県民のつどいの成果と課題について」
       「現在の不登校の状況と対応について」
       「鳥取県での不登校対応の取り組みと課題について」
14:00~15:30 第一部 経験談発表、質疑
       全体会参加者による語り合い
15:30~15:40 休憩
15:40~17:00 第二部 分科会
       当事者・経験者分科会(50名) 保護者・大人分科会(150名)
17:00 分科会報告、まとめ
17:15 閉会

※分科会の希望について、第二部では分科会を行いますが、当事者・経験者も大人分科会に、保護者・大人も当事者分科会に参加できます。
※それぞれ分科会希望は先着順で締め切らせていただき、その後希望があった場合は他方の分科会に入れさせていただきます。
なお、分科会の希望人数によっては当日調整させていただく場合もございますのでご了承ください。

●発表者(予定)
不登校当事者、経験者、保護者、鳥取県教育教育委員会

分科会での話し合いの柱(議題)について

第2回テーマ「語り合おう つながろう つづけよう」
サブテーマ「子どもを真ん中にして子どもファーストの学びへ」

1.不登校は問題行動ではない、学校を休んでもよい
2.学校復帰のみを目的としない、学校以外の場の重要性を認めた
3.自宅学習も出席扱いになる、ICTを活用した学習支援

話し合いの内容(案)
・第一部の発表を聞いての感想、意見
・現在の不登校の状況と対応について思うこと
・鳥取県での不登校対応の課題について思うこと
・当事者、親の経験や思い、困っていること、どうしてほしかったか
・学校、教委としての対応、家庭に協力してほしいこと
・学校との関係ってどうしているか
・どんなところに相談に行っているか、相談してどうだったか
・子ども本人の思いを実現するために私たちにできことは?

※今回のつどい参加者がそれぞれの立場での行動化につなげていきたいと考えています。
※当日の発表者とタイムスケジュールは変更になる場合がございます。

●申し込み
本つどいに参加するには事前申し込みが必要です。
先着順に受付して定員(200名)になり次第締め切らせていただきます。

※申し込み方法についてはこちらのページ「参加予定」「興味あり」の方に優先してお知らせいたします。

※鳥取県民のつどいとしていますが、県外の方の席も用意いたします。
※本つどいはシンポジウム形式で行いますが、話をしないで聞くだけの参加もできます。
※第一部の全体会と第二部の大人分科会は席に余裕がありますので当日参加もOKです。

参加確認の返信メールを送りますので受け取れるメールアドレスを記入してください。

●主催 鳥取県不登校の親の会ネットワーク
   子どもの学びと不登校を考える鳥取県民のつどい実行委員会

●後援
鳥取県、鳥取県教育委員会、鳥取県内市町村、鳥取県内市町村教育委員会、鳥取県社会福祉協議会

●お問合せ
こちらからお問い合わせしてください。

●連絡先 鳥取県不登校の親の会ネットワーク事務局 TEL:090-6831-3307(東谷)

※このイベントは鳥取県社会福祉協議会のボランティア・市民活動助成事業の助成金を頂いて開催します。